化学機械
Print ISSN : 0368-4784
核沸騰,自然対流による物体の冷却
第1報 冷却液の條件を変えた場合
中川 有三吉田 哲夫神谷 幸一
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1952 年 16 巻 12 号 p. 405-412

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抄録
高温物体を液中に投入すると,ほとんどすべての液体に於て,膜状沸騰,核状沸騰,自然対流の三過程をたどつて物体は液の有する温度まで冷却する。われわれは前二編の論文において膜状沸騰による冷却現象について考究したが,今回は核状沸騰および自然対流による冷却について,固体の材質,形状,および表面状態ならびに投入温度を同一にし,周囲の冷却液の状態をかえた場合,熱伝達率,放熱量がいかなる條件によつて変化するものであるかを考察した。
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© (社)化学工学会
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