化学工学論文集
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フェノキシ酢酸化合物の晶析における粒径分布に対する攪拌効果
百永 真士日比 文夫矢澤 久豊
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1984 年 10 巻 2 号 p. 192-197

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抄録
バッチ操作におけるフェノキシ酢酸化合物の晶析を検討した.
その結果, 製品代表粒子径Dpおよびその粒径分布関数のMax F (Dp) は下記の攪拌効果を含んだ式で相関された.
Dp=4.64×10-2-8.75×10-5 Ndθc
Max F (Dp) =-420 Z+1.02×103
ここで, θcは平均循環時間, Zは攪拌速度 N, 攪拌翼径 d, 攪拌槽径Dおよび粒子径Dpを含む無次元数である.
前2式は80倍の幾何学的に非相似な晶析器のスケールアップにおいて, 粒径分布を制御するために適用できた.これより, スケールアップ因子Zは幾何学的に非相似な晶析槽のスケールアップにも適用できるものと考える.
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