化学工学論文集
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ガス流によって安定化されたフリーバーニングアーク反応器の特性
円錐型陰極とリング型陽極間のアークプラズマ流の数値解析
鈴木 正昭Kasra EtemadiEmil Pfender
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1985 年 11 巻 4 号 p. 412-417

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抄録

新しく開発したフリーバーニングアーク反応器の基礎的特性, 温度分布, 速度分布を明らかにするために, アーク領域を支配する運動量保存式, エネルギー保存式, 電場の方程式の数値解析を行った.本報告では, リング型の陽極のアークの電気的特性を平板型の陽極の特性で近似した.これは, 主な放電現象が陽極から遠い陰極周辺で起こり, 陽極側の境界条件が解に与える影響は小さいと考えられるからである.計算で得られた温度分布は, 光学的に測定された結果と比較し良い一致を見た.このことから得られた計算結果, 温度分布, 速度分布は妥当なものであることがわかった.

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