1987 年 13 巻 4 号 p. 421-428
標題に示される合理的な方法が提案されている.この方法は, 熱交換器と物質移動装置の設計法の比較を通じで得られたもので, 従来の方法に比べて次の利点をもっている.
1) 各段の負担しうる向流相当移動単位数を求め, その和が全体として必要な向流移動単位数を満たすように段数を求めるという考え方であるので, 理解が容易である.
2) タイラインを利用して平衡関係を折線近似するため, 両相の物質移動抵抗の割合が合理的に考慮されている.
3) 100%を超えうる類の段効率を使用しないでよい.