1995 年 21 巻 6 号 p. 1069-1074
市販アルミニウム板を 20℃, 4wt% のシュウ酸中で陽極酸化した.電流密度を変えることにより半径20~30nmのメソポアを得た.この基板をシュウ酸に浸漬すると40nmまでメソポア径を拡大できた. さらにメソポアの水和・封孔を処理温度と時間を制御して行い, 2~40nmの間の種々の細孔を有する二元細孔径の触媒担体を得た.触媒金属白金は水和封孔との同時処理, およびケイ酸ナトリウム-アセトン混合溶媒中における処理により担持し細孔構造の異なる3種の触媒を調製した.