化学工学論文集
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連続昇温過程における熱拡散率の測定
周期加熱による方法
三浦 隆利深井 潤大谷 茂盛
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1983 年 9 巻 2 号 p. 129-134

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抄録

周期加熱法を連続昇温過程に適用し, 任意の昇温速度で熱拡散率が測定できる方法を開発した. 周期加熱法は比較的熱拡散率の小さい物質に対して有用な方法である. 測定は380~800Kの間で0~0.05K/sの昇温条件下で, テフロンとアルミナ粒子層を試料として行った. その結果, テフロンの熱拡散率は380Kで0.83×10-7mm2/s, 550Kで0.65×10-7mm2/sという値を得た. アルミナ粒子層 (充填密度8.5×10102kg/m3) の有効熱拡散率は500~800Kで約2.05×10-7mm2/sであった. さらに, 測定値が昇温速度, 加熱周期あるいは試料径にほとんど影響されないことを示した.

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