化学と教育
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光とガラスの相互作用 : フェムト秒レーザーで光情報デバイスをつくる(セラミックス新素材・新プロセス)
平尾 一之
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2000 年 48 巻 9 号 p. 564-567

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抄録

七色の光を放つガラスは有史以来, 人類の心を惹きつけてきた。そのガラスにフェムト秒(1000兆分の1秒)という極めて短いパルスでレーザー光を当てると, まったく新しい機能が生まれることが最近, 分かってきた。「誘起構造」という現象である。この新しいガラスに, IT産業界も大きな期待を寄せている。本稿では, 特にフェムト秒レーザー光をガラス内部に集光させて作製した光ファイバー・光導波路の新しい作り方を紹介する。

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© 2000 公益社団法人 日本化学会
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