抄録
前号に引き続き,2004年7月24日に全国24会場で行われた全国高校化学グランプリ2004の第一次選考(筆記試験)の間題を紹介し,その結果を報告する。本号では,出題された全4問のうち,後半の2問について,問題と結果を紹介し,さらに第一次選考全体を総括する。第3問は,環境に優しいエネルギー資源として期待されている水素の,安全で実用的な発生と貯蔵に関する,最新の触媒化学の研究結果を題材とした問題であった。また,第4問として,有機化合物中の水素原子の核磁気共鳴現象を用いた分子構造の決定に関する間題が,高校化学グランプリに初めて登場した。この問題は今回高校生にとって最難問であった。