2016 年 64 巻 11 号 p. 536-539
科学部活動ではテーマ設定は教員側から与えることはなく生徒が自ら立案してきたものをディスカッションしながら設定し課題研究に取り組むという,双方向なアクティブ・ラーニングの手法を一貫して行った。その結果,英語の学術論文が受理・掲載されたり,2年連続でISEFに出場かつ入賞するなどの効果があった。課題設定に対し,指導者が戦略を立てて行動すれば,生徒は期待以上の成果を残してくれることを実感できた。英語で発表する大会に挑戦した歩みについて,主に私の前職である高校勤務時に行った4つの指導事例を紹介する。