2016 年 64 巻 12 号 p. 588-591
高校でのカリキュラムによる科目や大学入試科目での選択の関係で,大学で化学を学ぶのに必要な高校理科では特に物理,高校数学では特に微積分の分野等を十分に身につけずに入学する新入生が少なくない。化学教育でも高大接続が重要な課題である。学生へのアンケートやアセスメントテスト結果を踏まえて学生像を明らかにしながら,新しい教育方法(ポートフォリオ管理,リメディアル教育*1,ICT利用教材)にも対応していく中で見えてくる,大学で化学を学ぶためのリテラシー(求める予備知識や態度)について考えてみたい。