2017 年 65 巻 11 号 p. 556-559
カーボンナノチューブ(CNT),フラーレン,グラフェン等のナノカーボン材料は,同じ炭素元素のみから構成されているが,一次元,二次元の集積構造の違いから,性能が大きく異なってくる。中でも単層カーボンナノチューブ(SWCNT)は,電気・熱の伝導性が高い,表面積が大きい,巻き方によって金属/半導体特性いずれも発現させることができるなど,多くの優れた特徴を有している。本稿では,ナノカーボンの構造とその特徴からCNTにフォーカスし,CNTを用いる利点や現在の開発状況について紹介する。