化学と教育
Online ISSN : 2424-1830
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65 巻, 11 号
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化学教育 徒然草
ヘッドライン 芳香環が織りなす化学  — 反応・構造の基礎から機能性π共役分子の開発まで —
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実験の広場
5分間デモ実験
講座:光と色と物質
  • —白熱電球の技術—
    内藤 卓哉
    2017 年65 巻11 号 p. 574-577
    発行日: 2017/11/20
    公開日: 2018/05/01
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    白熱電球は100年近くの間照明の主流であり,私たちの生活に深く溶け込むとともに,生活を大きく変えたものであった。しかし,電球はエネルギー効率の低さから,蛍光灯,さらにはLEDへの転換が進んでいる。電球の生産は縮小しており,電球の役目はほぼ終了したといわれているが,その開発で築かれた材料技術や生産技術は他の光源の技術に引き継がれている。ここでは,電球の6大発明を中心として白熱電球の技術と開発の歴史を振り返る。

  • —放電ランプ,蛍光灯,LED照明の仕組みと進歩—
    植田 和茂
    2017 年65 巻11 号 p. 578-581
    発行日: 2017/11/20
    公開日: 2018/05/01
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    炎色反応といえばいくつかの元素とその色の対応をすぐに思い出されるかもしれないが,天井の蛍光灯を見ても同じように元素とその発光色の対応をすぐに想像できないと思われる。蛍光灯ではいくつかの色を混ぜて白色にしているため,想像できないのも当然であるが,原子からの固有の発光を見ているという点では炎色反応の発色も蛍光灯も同じことである。放電ランプでは放電管中の気体の原子やイオンからの発光を利用し,蛍光灯やLED照明では蛍光体中に添加された微量の陽イオンからの発光を利用している。ここでは,照明として身近に使われる放電ランプ,蛍光灯,LED照明の仕組みと進歩について簡単に解説する。

シリーズ:教科書から一歩進んだ身近な製品の化学 ―カラダの化学―
  • 染谷 慎一, 宮川 拓也, 田之倉 優
    2017 年65 巻11 号 p. 582-583
    発行日: 2017/11/20
    公開日: 2018/05/01
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    2060年には国民の2.5人に1人が65歳以上,4人に1人が75歳以上の高齢者となることが予測されている。この高齢者人口の増加に伴い,国内での65歳以上の難聴者は1,500万人を超え,世界では2億人以上にのぼることが推定されている。高齢期に最初に出現する障害は歩行能力低下であり,この運動能力の低下は死亡率上昇,また難聴の出現と相関する。一方で運動介入による運動機能の増加が平均寿命を延ばし,聴力を維持する可能性が示されている。本稿では,加齢性難聴がどのようにして生じるのか,また運動がどのような機序で加齢性難聴を抑制するかについて最新の研究成果を交えて解説する。

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