化学と教育
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講座:光と色と物質
高等学校の教材としての色素
—有機化合物である色素の官能基に注目する—
後飯塚 由香里
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2017 年 65 巻 7 号 p. 348-351

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抄録

“目視で確認ができる”“生徒の興味関心に応じていろいろな学校で使いやすい”という意味で,色素を教材にすることは有用である。筆者は色素を官能基の種類によって分類し,性質を理解して高校化学の授業に色素を使っている。こうした色素の利用により,「有機混合物の分離」「ペーパークロマトグラフィー」「界面活性剤の分類」「コロイドの電気泳動」「イオン交換樹脂」「酸化還元」「化学発光」の単元で教材化が可能である。

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© 2017 公益社団法人 日本化学会
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