2017 年 65 巻 7 号 p. 352-355
色素増感型太陽電池(DSSC : Dye-Sensitized Solar Cell)は低コスト製造の可能性がある次世代太陽電池の1つで,色素を利用するためカラフルな太陽電池を作ることも可能である。また,特別な装置を使用しなくても実験室で簡単に作ることもできる。DSSCの発電には酸化還元などの化学が重要な役割を果たす。したがって,DSSCは有望な次世代太陽電池としてのみならず,化学や太陽光エネルギー変換の実習教材としても優れているということができる。そこで本稿では,このDSSCの発電機構を概観し,実験室で可能な作製法と評価法を紹介したい。