2018 年 66 巻 10 号 p. 484-487
廃棄物最終処分場とは,生活環境の保全上支障の生じない方法で,廃棄物を適切に貯留し,かつ生物的,物理的,化学的に安定な状態にすることができる施設をいう。特に管理型処分場には,浸出液に含まれる汚染物質の施設外部への流失を防止し,浸出液を適切に管理するための遮水工が設けられる。遮水工とは浸出水の流出を防止するために廃棄物処分場の底部などに設ける難透水性の層であり,本稿ではこの遮水工の構造を解説するとともに,その遮水工の1つである膨潤性天然粘土材料“ベントナイト”を利用した土質系遮水工法を紹介する。