国立歴史民俗博物館
2018 年 66 巻 8 号 p. 376-379
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日本刀の刀身は,内側の軟らかい鉄(芯鉄)を外側の硬い鉄(皮鉄)で包み込むことで製作される。皮鉄の素材を作るための技法として,刀匠が継承している卸し鉄という工程がある。低炭素の鉄に浸炭させる場合も,高炭素の鉄から脱炭する場合も,行っている作業は同様にみえるが,刀匠は,炉の深さや送風の強さなど,それぞれの目的に応じて理にかなった条件を達成させていることがわかった。
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