2019 年 67 巻 11 号 p. 526-529
持続可能社会の実現に向けて,化石資源に頼らないクリーンエネルギーシステムの構築が不可欠である。太陽光エネルギーはクリーンエネルギーの筆頭で,太陽光を利用して水から水素を製造するための実用技術の開発が求められている。光触媒は光エネルギーを利用して水を分解して水素と酸素を製造することができる機能性材料である。まだ効率は低いものの,最近の水分解光触媒の発展は目覚ましく,今後の飛躍的な発展が予想される。本稿では,光触媒による水分解の概要について解説する。