北海道大学大学院薬学研究院
2020 年 68 巻 7 号 p. 294-297
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光免疫療法は,光化学反応を利用した新しいがんの治療法である。標的がん細胞以外に毒性を示さないため,副作用を抑えることが可能である。フタロシアニン化合物(IR700)とがん細胞に結合する抗体を組み合わせた薬剤を投与後,近赤外光を照射することで治療を行う。がん細胞膜上で光により薬が活性化され,細胞膜に不可逆的な傷害を与える。現在,臨床試験が行われており,今後の展開が期待されている。
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