人工知能学会研究会資料 言語・音声理解と対話処理研究会
Online ISSN : 2436-4576
Print ISSN : 0918-5682
103回(2025/3)
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タスクが定まっていないロボットから会話が始まるコミュニケーション時における人間のロボットに対する印象変化の要因
田中 杏樹駒崎 俊剛
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会議録・要旨集 認証あり

p. 92-95

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抄録

本研究では、ロボットの発話の失敗が、人間のロボットへの受容度の変化にどのような影響を与えるのかについて検討する。ロボットと人間の会話の中でも、産業ロボットとは異なる特定のタスク遂行を目指していない、雑談をするロボットと人間との会話を分析対象とする。ここでも用いたロボットはM5Stackと音声合成サーバーと音声認識サーバー、Chat-GPTを組み合わせたものである。実験の方法は、ロボットとの会話の前にロボットへの受容度を質問紙調査により計測する。続いて、ロボット起点の会話を15分程度の行う。この会話の途中でロボットの聞き間違いを発生させる。会話終了後、ロボットへの受容度を質問紙調査により計測する。質問紙調査による受容度の変化と、ロボットの会話中の間違いを修復する過程で人間がロボットに対してどのような行為を行うのか、主に、発話と視線、顔の向きに焦点をあてた相互行為分析の結果を統合して検討する。

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