化学と教育
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新・講座:酸・塩基
生体内pH測定のための蛍光指示薬
—蛍光プローブの開発によるpHのバイオイメージング—
花岡 健二郎
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2020 年 68 巻 7 号 p. 306-309

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抄録

水溶液は酸性や中性,塩基性に分けることができ,その性質は一般に水素イオン濃度を用いたpH(=−log[H])で表される。体の中は細胞内から臓器内に至るまでpHが厳密にコントロールされており,生命の機能とpHは密接に関わっている。そのため,生体内のpHを測定することは,生命現象を理解する上で非常に重要である。このような生体内のpH測定には,pHによって吸収する光の波長が変化する蛍光指示薬(蛍光プローブ)を用いた蛍光顕微鏡による観察が有用であり,筆者らはこのような蛍光指示薬の開発研究に取り組んでいる。

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