化学と教育
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ヘッドライン 市民として必要な基礎・基本の化学ⅩⅥ 児童・生徒・学生の「わからない」をどう教えているか
富山高専における化学実験の取組み
—化学知識の理解を高めるためのらせん型カリキュラム—
高松 さおり間中 淳戸出 久栄柴田 慶之福安 崇宏
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2022 年 70 巻 4 号 p. 170-171

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抄録

化学は目に見えないミクロな存在である原子,分子,イオンを扱い,化学式や化学反応式が化学の言語となる。高等専門学校の低学年の学生にとっては,この目に見えないものを講義のみで実感し現象を理解することは容易ではない。高等専門学校(高専)では,実験・実習を重視しているが,講義で学んだ内容を実験によって体験的に経験することで化学知識の理解を深めている。本稿では,富山高専物質化学工学科における無機・分析系の実験科目における取組みを紹介する。

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© 2022 公益社団法人 日本化学会
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