2023 年 71 巻 5 号 p. 192-195
蛍光タンパク質や生物発光タンパク質は様々なプローブ開発に活用されており,生きた細胞のイメージングにおいて非常に強力なツールとなっている。1990年代後半からは,蛍光タンパク質に変異を加えることで様々な色の蛍光タンパク質の開発に成功している。さらに,生物発光タンパク質を用いて開発されたプローブは,細胞のイメージングのみならず簡易検査へ応用されている。本稿では,蛍光タンパク質,生物発光タンパク質及びそれらを用いて開発された機能性プローブについて解説する。