2024 年 72 巻 4 号 p. 140-141
高校理科の授業で生徒実験を行うと,大抵の生徒は興味を持ち積極的に取り組むという印象がある。しかし,筆者は定時制高校に赴任してからこれまで,「実験が嫌いだ」という生徒を多く見てきた。本稿では,生徒が積極的に学習するための方法の一例として,「生徒による課題設定と検証実験」の活動を紹介する。題材には,実験操作が簡単で結果がわかりやすい「吸水性ポリマー」と「ダイラタンシー現象」を選択した。これは,実験そのものを楽しみ,考える時間を確保するための工夫である。自分たちで設定した課題の解決を目指しながら,生徒の積極性を引き出すことを試みた。