千葉大学大学院医学研究院先端和漢診療学講座
千葉大学大学院医学研究院和漢診療学
千葉大学医学部附属病院和漢診療科
2009 年 60 巻 4 号 p. 465-469
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桂枝加苓朮附湯は『方機』を出典とし,神経痛や関節痛を目標に使用されてきた。今回,我々はクローン病,子宮内膜症,直腸癌術後,急性胃腸炎,メニエル病に対して本方を投与し,奏効した諸例を経験した。本方を処方する際には『皇漢医学』に記載されているように桂枝加芍薬湯と真武湯あるいは苓桂朮甘湯の方意を持つことを念頭に置くことが重要であり,様々な疾患に対して応用が可能であると考えられた。
日本東洋醫學會誌
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