女性クリニックラポール
広島大学大学院医歯薬保健学研究科漢方診療学
地方独立行政法人岐阜県総合医療センター産婦人科・漢方外来
2019 年 70 巻 3 号 p. 211-218
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出産を経験した女性の中には,様々な体調不良を訴え西洋医学的治療に不応なケースが多い。そのようなケースに対し漢方治療として,補気や気血相補に主眼が置かれてきたのが現状である。今回,我々は妊娠前からの患者背景や妊娠および分娩の状況を把握するとともに,肝鬱に焦点をあて,これに先天あるいは後天の気を補う治療を追加することにより,比較的難治な経過にも関わらず好転した3例を経験したので報告する。
日本東洋醫學會誌
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