2020 年 71 巻 2 号 p. 162-165
日本東洋医学会では各種委員会を設置し,日本の漢方医学の普及や学会員の活動サポートのため日々活動している。そのひとつである国際委員会委員の立場,また大学附属病院で漢方の研究や臨床を行っている立場として,筆者らは日本漢方の国際認識度,国際発信力を向上させるべく2019年5月にオーストラリアにて開催された,第14回International Congress on Complementary Medicine Research に参加し,消化器疾患に対する日本漢方のシンポジウムを成功させた。日本漢方に対する世界各国の関心があることが実感された一方で,韓国,中国といった伝統医学を推進する隣国らに比べ,我が国の漢方研究者における国際学会での情報発信力に不十分さを感じた。