日本東洋医学雑誌
Online ISSN : 1882-756X
Print ISSN : 0287-4857
ISSN-L : 0287-4857
調査報告
医療用漢方製剤に配合される生薬の効能の標準化案
—漢方医学書籍編纂委員会・生薬効能標準化ワーキンググループ報告—
牧野 利明石井 智子飛奈 良治鈴木 達彦並木 隆雄
著者情報
ジャーナル フリー

2022 年 73 巻 2 号 p. 146-175

詳細
抄録

病院や薬局での漢方薬の利用が拡大しており,漢方薬とその成分に関する体系的な教育が急務となっている.漢方製剤の効能は国レベルで承認されているが,その構成生薬の効能は,一部のものを除いて個々の生薬には承認されていない.その結果,生薬学,漢方医薬学の教科書における個々の生薬の効能の表記は,著者によって大きく異なる.この状況を解決するために,先行研究では医療用漢方製剤で使用される生薬の効能の西洋医学用語での標準化案を提案した.本研究では,17世紀から現在までに日本国内で出版された本草書,教科書における漢方医学用語での効能を示す用語をレビューし,漢方医学用語での生薬の効能の標準案を提示できる可能性を検討した.生薬の効能の標準化案は,その用語の出現頻度の高さによって提案した.

著者関連情報
© 2022 一般社団法人 日本東洋医学会
前の記事 次の記事
feedback
Top