日本東洋医学雑誌
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生薬の選品と薬用植物の多様性
本多 義昭
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キーワード: 生薬, 選品, 生物多様性, 甘草, 桂皮
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2002 年 53 巻 6 号 p. 619-637

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抄録
生薬もやはり薬であるからにはその有効性は重要である。しかし, 生薬は元々が天産物であることから, 活性に関係するさまざまな変異が認められ, そこに「選品」の視点が生じてくる。古典を見ると, 先人が良質の生薬を見分け, 入手するために, いかに腐心したかが判る。
漢方医学は元々が輸入された学であり, 用いられる薬物も輸入品が本来のものであった。漢方医学がわが国に土着化してゆくなかで, 特に江戸時代には薬用植物の栽培化と代用品の開発と品質評価が研究された。本講演では, これらの具体例として甘草と桂皮を例に, 演者の経験も交えて紹介した。
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