大阪大学微生物病研究所細菌血清学部
1982 年 56 巻 12 号 p. 1160-1163
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1979年2月から1980年4月までの14ヵ月間に, 大阪府および兵庫県に所在する15施設の一般開業医院と2施設の病院において, 急性腸炎の疑いで受診した下痢患者の検便を行なった結果, 95例中8例 (8.4%) から毒素原性大腸菌を検出した.8例の患者はすべて最近6ヵ月以内に海外渡航歴が無く, また発病の場所, 時期においても, 患者相互の伝染は考えられなかったので, 国内で感染した散発例であると結論した.
日本傳染病學會雜誌
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