肝臓
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症例報告
多発性肝癌治療経過中に肝細胞癌の完全壊死を認めた1例
高山 哲朗多田 慎一郎芳沢 茂雄斎藤 英胤日比 紀文
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キーワード: 肝細胞癌, 自然壊死
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2005 年 46 巻 2 号 p. 78-84

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抄録
77歳の女性. 腰部椎間板ヘルニアの際に輸血歴があり, 1992年にC型肝炎ウイルス (HCV) 抗体陽性を指摘された. その後肝硬変に進展し外来経過観察中, 肝S1, S4の多発肝細胞癌 (HCC) を発症し, 加療目的で入院となった. 肝予備能の低下があり2つの腫瘍に対し2期的にTAEを予定した. S1の腫瘤に対してのTAEを施行した後, 3週間ほどの経過を経た時点で発熱及び肝逸脱酵素の急上昇を認めた. 翌日の腹部ダイナミックCTではS4の腫瘤に造影効果を認めなくなっており, HCCの広範壊死と診断した. HCCの広範な自然壊死を経時的に捕らえた報告は稀であり, 大変貴重な症例と考えられた.
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© 2005 一般社団法人 日本肝臓学会
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