抄録
Serotype 2型高HCVRNA量(≥5 logIU/ml )のC型慢性肝炎naïve症例に対し,Peginterferonα-2a(PEG-IFNα2a)とα-2b(PEG-IFNα2b)の治療成績を比較した.PEG-IFNα2a群はPEG-IFNα2a単独で治療開始し,RVRが得られた症例は,引き続きPEG-IFNα2a単独で合計24週,RVRが得られなかった症例は,その時点でRibavirin(RBV)を併用し合計28週治療した.PEG-IFNα2b群は一律RBV併用の24週治療を基本とした.PEG-IFNα2a群とPEG-IFNα2b群のSVR率はそれぞれ93.3%(14/15),66.7%(12/18)であり,PEG-IFNα2a単独またはRBV併用でも,PEG-IFNα2b+RBV療法と比べ遜色ない効果が得られた.PEG-IFNα2a群では有害事象による中止は無かった.RVRの有無によりRBV併用の有無を考慮するresponse-guided therapyは,高い効果を維持しつつ有害事象やコスト低下に寄与できる効率的かつ実践的な治療戦略と考えられた.