肝臓
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原著
肝細胞癌の分子標的薬治療効果判定におけるmodified RECISTの妥当性と問題点~当院での経験より
竹田 治彦大崎 往夫犬塚 義中島 潤松田 史博坂本 梓幡丸 景一辺見 慎一郎石川 哲朗斎藤 澄夫西川 浩樹喜多 竜一木村 達
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2012 年 53 巻 3 号 p. 147-154

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抄録
2010年にLencioniらによって提唱されたmodified RECIST(mRECIST)は,早期濃染部の径を測定することで肝癌治療効果判定に血流評価を加えた新しい基準である.その臨床的有用性は報告されてはいるものの,反面,mRECISTを用いる中で我々は様々な問題にも遭遇してきた.当院でのSorafenib投与例においてmRECISTによる効果判定を行い,その妥当性と限界,問題点につき検討した.結果,腫瘍濃染消失は必ずしも壊死あるいは奏効とは言い切れないという基本的問題点,腫瘍の形態変化を伴う分子標的治療の効果判定において一方向測定のみでは客観性に欠けるという問題点を初め,個々の腫瘍の反応性の違いや評価不能例の扱い等多彩な問題点を指摘し得た.多血腫瘍である肝癌の治療効果判定に血流評価を加えることを試みたmRECISTは多くの症例で有用であると思われるが,mRECISTが評価法として不適切な症例も実際に存在する.さらに多くの症例を集積し,他基準とも比較を行い,予後を最も反映した基準を考案する必要がある.
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© 2012 一般社団法人 日本肝臓学会
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