2024 年 65 巻 2 号 p. 49-57
2021年10月にBaveno VII consensus meetingがWEBにて開催された.Baveno meetingは欧州肝臓学会(EASL)を中心とした門脈圧亢進症に関する様々な項目におけるコンセンサスを決定する会議であり,1990年から5年ごとに開催されている.世界中の多くの臨床研究はこのBaveno基準に基づいて行われていることが多く,事実上門脈圧亢進症におけるGlobal standardとなっている.これまで日本はこの会議に参画できていなかったが,今回のBaveno VIIから日本肝臓学会が正式にFaculty memberとして参画することとなった.本論文ではBaveno meetingの経緯と,今回のBaveno VIIで発表された内容について日本における肝硬変診療との差違を含めて概説する.