肝臓
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各種画像診断にて診断しえた肝アミロイドーシスの1例
田中 聖人宮田 正年上田 モオセ塚田 圭子矢崎 とも子富岡 秀夫東條 正英宇野 耕治望月 直美平野 誠一芦原 亨早雲 孝信向井 秀一趙 栄済安田 健治朗中島 正継
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1998 年 39 巻 2 号 p. 89-96

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抄録
患者は68歳女性で, 右季肋下で5横指, 心窩部で4横指にわたる肝腫大を認めた. 血液検査成績では, 血清アルブミンの著しい低下と胆道系酵素の上昇を認めた. 腹部造影CT検査にて肝右葉と左葉の一部に造影効果の乏しい部分を認め, dynamic MRIでも同様の部位に著しい造影効果の低下を示した. また, 99mTc-PYP (ピロ燐酸) シンチグラムにて肝に取込みを認め, 肝アミロイドーシスを疑った. 超音波下肝生検像では, アミロイドの沈着および肝細胞の圧迫と萎縮を認めた. 免疫組織学的検討では, 沈着物質はκ型AL蛋白であり, 原発性アミロイドーシスと診断し, 腎生検でも同様の所見が得られた. アミロイドーシスの確定診断は組織学的手段によるが, 近年の画像診断の進歩はめざましく, 各種の画像診断法を駆使することで肝生検に迫る診断が可能であると考える.
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© 社団法人 日本肝臓学会
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