関西病虫害研究会報
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原著論文
殺虫剤を混用したホルモン剤の花房散布によるトマト果実の白ぶくれ症状抑制
井村 岳男西川 学
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2004 年 46 巻 p. 1-6

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抄録
スピノサド水和剤5000倍を混用した4-CPA剤(パラクロロフェノキシ酢酸)100倍液の花房散布を開花期間中3ないし4日間隔で実施することで,トマトの花に寄生するミカンキイロアザミウマとヒラズハナアザミウマの発生を低密度に抑えられ,白ぶくれ症状は著しく減少した。花房散布の投下薬量は株全体散布の約1/100になり,果実への残留濃度も花房散布の方が少なかった。8種の殺虫剤について4-CPAに混用して花房散布をおこなった後にミカンキイロアザミウマ成虫を接種して白ぶくれ果率を比較したところ,スピノサド水和剤5000倍とトルフェンピラド乳剤1000倍,フィプロニル水和剤2000倍は抑制効果が高く,アセフェート水和剤1000倍とアクリナトリン水和剤1000倍,クロルフェナピル水和剤2000倍も中程度の効果が見られたが,マラソン乳剤2000倍,アセタミプリド水溶剤2000倍は効果がなかった。
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© 2004 関西病虫害研究会
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