抄録
メタアルデヒド粒剤のトラップを用いてチャコウラナメクジの誘殺数を調査し,生息密度,さまざまな環境における誘殺率,および防除価を推定した。除去法により解析した結果,カンキツ園における生息密度は25.6/m2,トラップあたり一晩あたりの誘殺率は38%と推定された。環境別の生息密度は,樹下>密な枯草地>疎らな枯草地>裸地,の順に高く,誘殺率は逆に,裸地>疎らな枯草地>密な枯草地>樹下,の順に高かった。メタアルデヒド粒剤1g/m2処理による防除価は67.5~100であり,生息密度が高いほど防除価が低い傾向が認められた。