抄録
培養直後の青枯病菌は,35 g/Lの食塩水中に2日間処理することで検出限界まで殺菌することができた。青枯病菌を滅菌水に懸濁し,25°Cで1ヶ月以上保存すると青枯病菌は耐塩化し,10日以上 35 g/L食塩水で処理しても青枯病菌は生残した。耐塩化した青枯病菌をより短期間に殺菌するには,さらに高濃度の食塩水が必要であった。35 g/L食塩水に糖(グルコースまたはスクロース)を加えると耐塩化した青枯病菌を殺菌するのに要する日数が3~4日に短縮でき,酸(酢酸,クエン酸),界面活性剤(ドデシル硫酸ナトリウム),アルカリ(重曹,炭酸ナトリウム)を加えると1日で殺菌することができた。特に炭酸ナトリウムは 20 mg/Lを 35 g/L食塩水に加えることにより青枯病菌を1日で殺菌することができた。