関西病虫害研究会報
Online ISSN : 1883-6291
Print ISSN : 0387-1002
ISSN-L : 0387-1002
原著論文
遅効性薬剤に対応したヒラズハナアザミウマの薬剤感受性検定法の開発
藤森 颯太井村 岳男
著者情報
ジャーナル フリー

2026 年 68 巻 p. 38-44

詳細
抄録

インゲン初生葉の葉片を水を含ませた脱脂綿に設置することで,処理2日後と処理7日後の殺虫効果を評価する感受性検定法を開発し,ヒラズハナアザミウマ,ミカンキイロアザミウマ,ミナミキイロアザミウマ,ネギアザミウマを対象に遅効性薬剤の評価を行った。その結果,ヒラズハナアザミウマに対しては,エマメクチン安息香酸塩とシアントラニリプロールの処理7日後に遅効的な効果が確認され,防除薬剤の選択に資する手法であると考えられた。一方,他の3種では処理2日後の結果は従来の検定法と同様であり,速効性薬剤の評価は可能であるが,7日後には対照の死亡率が高くなり,遅効性薬剤の評価はできないと考えられた。

著者関連情報
© 2026 関西病虫害研究会
前の記事 次の記事
feedback
Top