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本研究では、光化学的に発生させた·OHがアポトーシスを引き起こすことを示した。方法は、UV(366 nm)照射で選択的に·OHを生じる光フェントン反応試薬NP-IIIを、HL-60細胞培地に添加、UVを照射後、細胞を測定に供した。結果として、アポトーシスの割合はNP-III添加のみの対照群では24.5%、NP-III添加のUV照射群(NP+UV)では60.8%で、対照群より有意に高値を示し、DNAラダーも明確に観察された。caspase-3活性はNP+UV群では照射4h後に有意に増加した。procaspase-3はUV照射2h後には消失し、対照群は残存していた。以上より、·OHはHL-60細胞でのcaspase-3活性化を伴うアポトーシスを起こすことが初めて確認された。