一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
(一社)日本家政学会第54回大会
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女子大学生における体型意識と被服行動との関連
高部 啓子平岡 和香子布施谷 節子
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p. 267

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抄録

‹目的›自己の体型への関心や意識と、流行や被服行動に対する意識との関連を明らかにすることを目的に若い女性を対象としてアンケート調査を実施し検討した。‹方法›資料は2000年10∼12月に、都内の女子学生に集合法で実施して得た回答285例である。質問は自己の体型に対する認識度と満足度、流行に対する意識、被服行動に関する意識の合計100項目である。‹結果›(1)自己の体型を太さ項目や肥満度、特に下体部についてより太めで肥満傾向であると、身長や脚の長さはより低く短いと認識していた。(2)体型意識、流行、被服行動の各項目群の因子分析ではそれぞれ13、2、6因子が抽出された。因子得点相互間の相関は有意なものが少なく、有意でも0.2前後と低い値だった。従って体型意識との関連は低いと考えられる。

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© 2002 一般社団法人 日本家政学会
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