一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
66回大会(2014年)
セッションID: 3B-5
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口頭発表 5月25日 住居
東日本大震災による被災マンションネットワーク立ち上げと課題
-茨城県の場合ー
*藤本 佳子
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抄録

東日本大震災による被災マンションネットワーク立ち上げと課題 -茨城県の場合ー
○藤本 佳子* (*マンション管理研究所 元千里金蘭大学)
[
目的] 東日本大震災の被災マンションの復興過程で生じた問題点を明らかにし文1)、迅速な復旧・復興が進むように取り組むべき課題を整理した文2)。復旧過程にマンション差が生じていたが、類似した問題を抱えていた。そこで調査報告会参加の被災マンション管理組合によびかけ、管理組合の意見交換の場を提供することとし、管理組合ネットワークを立ち上げる準備会文3)を発足し、ネットワークを立ち上げ、情報交換活動を展開することである。
[方法] 被災マンション報告会を2012年6月23日(土)に茨城県水戸市で開催、マンションネットワーク作りを呼びかけ、賛同したマンション12管理組合に対し会合を持った。調査時期は、2012年7月3日、9月5日、2013年2月5日、3月6日、4月17日、5月18日、6月4日、7月3日、7月7日、9月18日に設立した。10月22日設立セミナー、11月23日、2014年1月27日の13回である。
[結果]  第1回目準備会で、被災マンションの状況と復旧方法等、第2回準備会は、マンション管理組合ネットワークの重要性、第3回準備会では、東北マンション管理組合連合会から理事を招へいし、宮城県被災マンション復旧の問題点を把握した。7月7日には、「つくば市マンション連絡会設立セミナー」に4人で参加し交流を持った。ゆくゆくは茨城県マンション管理組合ネットワーク設立を目標としている。2013年9月18日に、「水戸市マンション管理組合ネットワーク」を立ち上げた。(文1、文2、文3、同会第64回大会、同会関西支部第34回報告会、同会第65回大会でネットワークの必要性を報告した。)

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