肩関節
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炎症疾患
化膿性肩関節炎の臨床像と鏡視下手術成績
塩崎 浩之, 藤井 俊英, 越川 静和
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2014 年 38 巻 2 号 p. 654-657

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抄録
 化膿性肩関節炎は比較的まれである.我々は,15例(男性8例 • 女性7例,平均年齢65.3歳)の臨床像と鏡視下手術成績を検討した.患者はcompromised hostが多く,7例では肩への注射により発症した疑いがあった.8例では単純X線写真で上腕骨頭の下方亜脱臼を呈していた.治療は,炎症の局在により肩甲上腕関節 ∼ 肩甲下滑液包,および肩峰下滑液包の鏡視下滑膜切除と大量の洗浄を行い,ペンローズまたは吸引ドレーンを留置し,抗生剤を投与した.15例中13例は1回の手術で感染が鎮静化したが,2例で鏡視下手術を追加し鎮静化した.CRP陰性化に要した期間は平均25.3日であった.術後4年3か月で感染の再燃を1例に認めた.術後1年以上の経過観察が可能であった11例のJOAスコアは,90点以上が8例,50 ∼ 60点が3例であった.成績不良例は,術前から腱板広範囲断裂や関節破壊のある例であった.早期診断と早期の鏡視下手術が重要と考えられた.
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© 2014 日本肩関節学会
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