抄録
鏡視下腱板修復術を施行した83肩を対象とし術後修復良好例と再断裂例を比較検討した.単層固定法は16肩,Suture bridge法は30肩,Surface-holding repair法は34肩,大腿筋膜移植術を3肩に施行した.断裂形態は不全及び小断裂23,中断裂14,大断裂15,広範囲断裂31肩であった.JOA スコアは術前平均57点から術後87.6点と有意に改善した.MRIを用いたSugaya分類による評価でType I,II,IIIを修復良好群(以下A群),Type IV,Vを再断裂群(以下B群)とするとA群63肩,B群20肩で再断裂率は24.1%であった.平均年齢,術前の筋脂肪変性の重症度及び広範囲断裂の占める割合がB群において有意に高かった.術前のJOAスコアの平均はA群,B群に有意差はなく,術後両群とも有意に改善したが術後のJOA スコアはA群がB群より有意に高かった