抄録
【目的】特発性凍結肩の拘縮期における最低可動域と,回復期の可動域改善パターンを調査した.
【対象と方法】2012年6月から2013年7月の35才以上の特発性凍結肩51肩,平均年齢54.9才(男性11肩,女性40肩)を対象とした.改善パターンを下垂位外旋優位型(ER群),結帯優位型(IR群),同時型(SP群)に分類した.調査項目は1)前方挙上(FF),下垂位外旋(ER),結帯(IR)の拘縮期での最低可動域,2)回復期への可動域改善パターンである.
【結果】特発性拘縮肩の拘縮期における最低可動域はFF 83.52°,ER - 0.98°,IR 臀部であった.可動域改善パターンはER群52.9%,IR群17.6%,同時群29.4%であった.
【結論】特発性凍結肩においての拘縮期の可動域の最低値と回復期移行期の可動域の改善パターンを知る事は治療において有用であると考える.