肩関節
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高校ラグビー選手の肩甲骨動態異常調査 その2-症候との関連性-
真木 伸一清水 響子川崎 隆之守屋 秀一懸田 健史小林 英生金子 和夫
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2015 年 39 巻 2 号 p. 543-546

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抄録
 コリジョンアスリートにおけるScapular dyskinesisの要因は明らかにされていない.本研究の目的は,高校ラグビー選手におけるScapular dyskinesisがどのような要因で生じるのかを明らかにすることである.
 対象は高校ラグビー選手164名で,シーズン開始前にアンケート調査,理学所見評価,肩甲骨動態のビデオ撮影を行った. Scapular dyskinesisの有無とアンケート調査,理学所見評価から得られた各変数の関連を検証した.
 最終的に解析を行った159選手のうち,Scapular dyskinesisは16選手(10.1%)に生じていた.ロジスティック回帰分析の結果,バーナー既往(OR=3.7),選手の競技レベル(OR=3.9)が有意に関連を示した.
 ラグビー選手にみられるバーナー症候群は,肩甲骨の運動に影響を与える可能性が示唆された.
 この論文は第40回日本肩関節学会で発表し,既に掲載された論文である
 Do stingers affect scapular kinematics in rugby players?
 J Shoulder Elbow Surg. 2014: 23:e293-e299. doi: 10.1016/j.jse.2014.04.009.
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© 2015 日本肩関節学会
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