抄録
小結節付着部断裂を伴わない肩甲下筋腱部分断裂の2症例を経験した.両症例とも,スポーツ活動時に肩関節の水平外転・外旋を強制され受傷した.Lift off testなどの徒手検査は陰性であったが,疼痛誘発検査ならびに肩甲上腕関節のプロカインテストは陽性で,MRIにおいて肩甲下筋腱に高信号域を認めた.肩関節鏡では,腱実質部に部分断裂を認め,これを鏡視下に縫合した.術後経過は良好で疼痛は消失し,受傷前のスポーツ活動に復帰した.
本論文は,第42回日本肩関節学会の一般ポスター25腱板断裂8において学会発表した(JP-194).