肩関節
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上肢介助量が肩外転保持時の肩関節周囲筋の筋活動に与える影響
三浦 雄一郎福島 秀晃甲斐 義浩幸田 仁志森原 徹
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2017 年 41 巻 2 号 p. 364-368

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抄録
 自動介助は自動運動獲得の前段階として重要である.しかし,自動介助と他動間に筋活動の相違がないとの報告もある.そこで上肢介助量と肩関節外転時の肩関節周囲筋の関連性について筋電図学的に検討した.健常者6名.測定筋は僧帽筋,前鋸筋,菱形筋,三角筋,棘下筋とした.上肢介助量はケーブルマシンを用い,介助量を1~5kgとした.分散分析後にTukeyの多重比較検定を用いた.僧帽筋では各介助量間に有意差はなかった.三角筋では介助1kgの場合,介助3kg,4kgと比較して有意に増加した.前鋸筋では介助1kgが3kgと比較して有意に増加した.棘下筋と菱形筋では介助5kgが1kg,2kg,3kgと比較して有意に増加した.軽微な上肢介助では三角筋,前鋸筋の筋活動が高かった.介助が増大すると,三角筋は抑制され拮抗筋である棘下筋,菱形筋の筋活動が増大した.上肢介助量に配慮する必要があると考えた.
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© 2017 日本肩関節学会
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