肩関節
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筋腱疾患
Delaminationのある腱板断裂に対するdouble-layer法の手術成績
塩崎 浩之北原 洋
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2019 年 43 巻 2 号 p. 573-575

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抄録

 Delaminationがある腱板断裂に対して深層と浅層をそれぞれ別個に修復する鏡視下double-layer修復術を行い,1年以上の経過観察ができた52肩の治療成績を検討した.男性30・女性22,右36・左16,手術時年齢44~84歳(平均65.7歳),棘上・棘下筋腱の断裂サイズは小;2,中;18,大;25,広範囲;7であり,肩甲下筋腱断裂の合併は34であった.術前と術後1年で,可動域,JOAスコア,SANE scoreを比較検討し,術後1年時のMRIで棘上・棘下筋腱の修復状態を菅谷分類で評価した.可動域は術前 / 術後で,前方拳上が133.8 / 155.2,外旋が41.3 / 40.5,内旋がTh12 / Th11であり,術前後でJOAスコアは65.7点から93.0点に,SANE scoreは34.5点から79.3点に改善した.術後1年のMRIは,type1;34,type 2;8,type 3;6,type 4;1,type 5;4で,再断裂は9.6%(5/52)であった.Double-layer法の成績はほぼ良好であった.

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© 2019 日本肩関節学会
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