肩関節
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骨折
肩甲帯部重複損傷に対する手術治療経験
鷹羽 慶之武長 徹也吉田 雅人後藤 英之土屋 篤志多和田 兼章竹内 聡志杉本 勝正村上 英樹
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2020 年 44 巻 1 号 p. 76-80

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抄録
 肩甲帯部重複損傷に対する手術成績を調査した.肩甲帯部重複損傷に対して手術を行い,術後1年以上経過観察可能であった6肩(42~82歳,全例男性,右2肩,左4肩)を対象とした.手術としては固定部位数が損傷部位数と同数または-1となるようにし,鎖骨と烏口突起骨折に対しては全例で骨接合を行い,その他でも転位が大きい部位に骨接合を行った.受傷機転としては高エネルギー外傷が多く,肺損傷などの多数の重篤な合併症を認めていた.最終観察時(平均観察期間18.2ヵ月)に全例で骨癒合が得られ,平均JOAスコア90.2点,平均挙上角度143.3度と比較的良好な成績を得られた.関節窩の粉砕が強かった1肩で術後変形性肩関節症を生じた.比較的アプローチしやすい鎖骨や烏口突起骨折に対して積極的に手術を行うことで固定部位数を増やし,肩甲帯部重複損傷に対して比較的良好な手術成績が得られた.
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© 2020 日本肩関節学会
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