抄録
2017年1月~2020年3月までに当院を受診した野球選手における第1肋骨疲労骨折の13例(平均年齢15.7歳)について,初診時疼痛部位,骨折タイプを評価した.骨折タイプはtype1(鎖骨動脈溝に一致するgroove型),type2 (中斜角筋付着部内骨折のintrascalene型),type3 (後方型)に分類された.また同時期に当院を受診し投球時肩痛を有した中高生野球選手57例(平均年齢14.7歳)の身体理学所見と比較検討をした.身体理学所見の評価は肩後方タイトネスの有無,股関節内旋角度,胸椎回旋制限の有無,Straight Leg Rising Testを用いた.初診時疼痛部位は肩甲骨内側部,骨折部位はType 2が多かった.骨折群と骨折なし群とでは有意な身体理学所見の差は認めなかった.